お役立ちコンテンツUseful knowleadge for you

眼鏡フレームの値段の違いは何?価格差が生じる理由や安いもの、高いものの特徴、選ぶ基準を徹底解説!

現在はさまざまな種類の眼鏡が販売されるようになりました。デザインも機能性も多種多様で、どれを選ぶか悩みますよね。できれば気に入った眼鏡を手にしたいところですが、購入時には値段も気になるのではないでしょうか。

しかし実際のところ、安いものと高いものの違いがよくわからない方も多いです。そこで本記事では、眼鏡の値段の違いについて解説します。

素材の違い

最もわかりやすい値段の差は、フレームに使われている素材の違いよるものです。原価が安い素材を使用すれば安く、高い素材を使用すれば高くなります。

眼鏡のフレームは大きく分けて、「セルフレーム」と「メタルフレーム」があります。ここでは、それぞれ使われている素材や価格の違いが出る理由などを解説します。

セルフレーム

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%8D-%E8%AA%AD%E6%9B%B8-%E6%9C%AC-%E8%AA%AD%E3%81%BF%E5%8F%96%E3%82%8A-2304187/

セルフレームは、プラスチック素材で作られた眼鏡フレームのことです。最初はプラスチック素材の中でも「セルロイド」で作られていたため、名前の一部を取って「セルフレーム」と呼ばれるようになりました。もともとの素材が安価なため、眼鏡の値段も安いものが多いです。

プラスチック素材といっても、種類はさまざまです。現在は「アセテート」を主に、ウルテムやポリアミドなどの樹脂が使われています。最初に使われていた「セルロイド」は加工が難しいため、熟練度の高い職人にしか扱えません。大量生産には不向きな素材であることから、セルフレームの中でも値段が高めになりがちです。

セルロイド以外の素材は全体的に加工しやすいため、さまざまなデザインのフレームが販売されています。アレルギーの心配もありませんので、安心して使えるでしょう。

ただし劣化が早く、2〜3年程度で寿命が来るものが多いです。頑丈なものほどフレームが太く、眼鏡が重くなります。長時間かけていると疲れやすい傾向にあります。

メタルフレーム

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%8D-%E7%9C%BC%E9%8F%A1-%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%B3-415256/

メタルフレームは、金属素材で作られた眼鏡フレームのことです。チタンやステンレス、アルミ、中には金やプラチナで作られているものもあります。セルフレームに比べて素材そのものが高く、製造工程も多いです。場合によっては200工程にも及ぶものもあります。手がかかる素材であればあるほど、眼鏡の値段も高くなります。

金属素材の特徴は、柔軟性や耐久性があることです。フレームが顔の形に合わせて曲がるためフィットしやすく、ものによってはつけていることを忘れるほどの商品もあります。また、耐久性がある分フレームを細くできるので、とても軽いです。眼鏡を長時間使用する方は楽に使用できるでしょう。

寿命は長く、10年ほど使えることもあります。見た目もシンプルなものが多く、年齢問わず使いやすいでしょう。ただ、デザインの幅がセルフレームより狭いため、場合によっては好みのデザインに出会えないかもしれません。

また、金属アレルギーの心配がありますので、購入時には注意が必要です。ゴムメタルであれば金属アレルギーでも使用できますが、加工が難しい分値段も高くなります。

眼鏡の作りの違い

眼鏡の細かい作りの違いでも価格は左右されます。

例えばセルフレームでも、テンプル部分に芯が入っているものと入っていないものがあります。芯が入っている方が丈夫ですし、顔にフィットしやすいです。そのため、値段が高い傾向にあります。

同じように、メタルフレームでも耐久性をより強くするため、接続部やテンプル部分に太さを出すことがあります。その場合はお値段が高くなりがちです。太さによって数万円の差が出ることもあります。

そのほかフロントとテンプルをつなぐ「ヒンジ」の強度や埋め込み方に差があったり、鼻パッドの根っこの接続部にある「クリングス」という部品の強度や調整具合が異なったりと、細かい作りの部分で価格差が生じます。

このように、細部まで丁寧に作られていたり、細かい調整ができたりする眼鏡は高価になります。特に良い眼鏡は、工程ごとで職人が製造していることもあります。「特定の工程のプロ」が手がけた眼鏡は逸品ですが、手間がかかっている分、値段は高価になるでしょう。

しかし、丁寧に作られた眼鏡はフィット感やかけ心地が良く、耐久性もあります。使用者がより快適に使えるような工夫がなされています。長時間眼鏡をかける人は、丁寧に作られた眼鏡の方が快適に過ごせるのは間違いありません。安い眼鏡で同等のクオリティは期待しにくいでしょう。

製造方法の違い

眼鏡によって製造方法や製造工程、流通などが異なり、これらの違いによっても商品価格に差が生じます。

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC-%E7%A0%94%E5%89%8A%E7%9B%A4-%E5%B7%A5%E5%A0%B4-5736096/

自社製造か外注先を利用するかの違い

格安ファッション眼鏡を販売しているメーカーは、SPA(speciality store retailer of private label apparel)方式での製造が多いです。SPA方式では、自社で商品開発、製造、販売などの過程をすべて行います。つまり、外注先に開発商品の製造を依頼したり、外注先から商品を卸してもらったりすることなく、すべてを自社で完結できるということです。そのため、中間マージンが発生しません。マージンが発生しない分、商品価格を抑えることができます。

また、全てを自社で行うことから、無駄な工程を省くことが可能です。加えて大量生産できますので、製造コストを極限まで抑えられます。コストを抑えた分、眼鏡の販売価格を安価に設定することが可能です。

一方で従来の眼鏡店は、外注商品が主流です。外注先にフレームの製造を依頼し、出来上がったものを仕入れます。この時に中間マージンが発生するので、その分販売価格が高くなりやすいです。このように眼鏡の製造を外注先に依頼する場合は、製造コストや中間マージンを抑えることは難しいため、自由な価格設定が難しくなります。

機械で製造するか職人が手作業で製造するかの違い

大前提として、眼鏡の製造工程は多く、その作業内容はさまざまです。例えばセルフレームの場合、アセテートなどを切削し、やすりがけをしたり磨き上げたりする作業が必要です。樹脂素材の場合は型に流し込んで固め、フレームを作ります。

このように同じ素材でも作業工程が異なります。製造工程が多い眼鏡は手間がかかる分、高くなりがちです。この場合は樹脂を使用した眼鏡よりも、アステートを使用したセルフレーム眼鏡の方が高価になります。

また、メタルフレームはより多くの製造工程が必要です。素材の形を成形したり、左右の眼鏡を繋ぐブリッジやテンプル、リムなどを作成し、これらのパーツを組み立てたりする作業もあります。メタルフレームの方が高価になりやすい理由は、素材の原価のみならず、製造工程の多さ理由も1つです。

このようなさまざまな作業を機械で行うのか、職人の手作業で行うかによっても価格は大きく異なります。手作りの方が機械よりも手間がかかり、細部まで丁寧な眼鏡ができることは言うまでもありません。そのため、機械よりも職人の手作業で作られた眼鏡の方が高くなります。

販売コストの違い

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/%E7%B6%B2%E8%86%9C%E9%8F%A1%E6%A4%9C%E6%9F%BB-%E7%9B%AE-%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%AF-%E5%8C%BB%E5%B8%AB-5521411/

販売コストとは、販売にかけている宣伝費や人件費のことを指します。このようなコストを抑え、安価に抑えているメーカーも多いです。

現在店舗を拡大している格安眼鏡メーカーは、1店舗あたり2〜3名程度の販売員(アルバイト含み)が常駐しています。お客さまは自由に好きな眼鏡を選び、気に入ったものを購入するスタイルです。接客に割く時間は少ないため、その分の人件費を削減できます。

一方で従来の眼鏡店は、お客さまの好みや要望を聞きながら一緒に眼鏡を選ぶことが多いです。この場合は1人の接客にかける時間が長く、店舗にはそれなりの人数を常駐させなければなりません。その分人件費が眼鏡の価格にも反映されてしまいます。

どちらの接客スタイルが良い、悪いと言うわけではありません。安い眼鏡店では自由に好きな眼鏡を選べる分、眼鏡に詳しい人が少ない傾向にあります。そのため、自分にぴったりの眼鏡を見つけたい人には合わないかもしれません。

逆に眼鏡に詳しく丁寧な接客をしてくれる店舗の場合、眼鏡の詳しい話は聞けるものの、1人でじっくりと選びたい人にとっては少々やりにくい部分もあるでしょう。

産地の違い

中国・イタリア・日本は眼鏡の3大産地と言われています。それぞれの産地で特徴が異なり、値段にも違いがあります。

中国産の眼鏡はとにかくコストパフォーマンスが良いです。大量生産された眼鏡は世界各国で流通しており、日本でも数多く販売されています。原価が抑えられている分、非常に安価です。その分丈夫さやフィット感は劣りますが、特にこだわりがない方であれば問題なく使用できるでしょう。

イタリア産の眼鏡は、ファッション性やデザイン性に優れています。多くのブランドのライセンスを所有しているため、全体的に高価な眼鏡が多いです。イタリアはファッションの変化に柔軟に対応し、さまざまな眼鏡を販売しています。そのため、世界的にもイタリア産眼鏡のファンは多いです。眼鏡はおしゃれかどうかで選びたい方には、イタリア産のものがおすすめです。

最後に、日本です。国産の眼鏡は、技術力の高さや品質のよさが世界的にも評価されています。丈夫さやフィット感などは、他のどの国にも負けません。繊細かつ丁寧に作られた眼鏡は、手間がかかっている分、値段が高めです。視力の補正をしたい方、眼鏡は医療品だと考える方などは、国産の眼鏡が良いでしょう。

このように、産地によっても特徴や値段が異なります。中国産は値段が安く、イタリア産・国産は値段が高いと覚えておきましょう。

ブランド性の違い

ブランドの眼鏡は必ず何かしらの「付加価値」があります。例えばブランドデザインを利用した眼鏡であれば、元々のブランドイメージに合わせた価格にすることが多いです。有名デザイナーがデザインにこだわり抜いて作られたものであればデザイン料がプラスされるため、その分高価になります。

見た目以外に、機能性にこだわる眼鏡ブランドもあります。そのブランドのこだわりや技術料が価格に反映されるため、価格も高くなりがちです。

利用目的に合わせて眼鏡を選ぼう

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/%E8%B1%A1-%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%8D-%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E7%94%A8%E3%81%AE%E7%9C%BC%E9%8F%A1-1652007/

眼鏡フレームの値段の違いは、使用している素材や眼鏡の作り、製造方法や販売コストなど、さまざまな理由によります。
値段で眼鏡の良し悪しが決まるわけではありません。あくまで利用目的にあった眼鏡を選ぶことが大切です。

もしファッション性に優れた眼鏡を選びたい、定期的に眼鏡を買い替えたいという方であれば、比較的安価な眼鏡でも問題ないでしょう。自宅にいる間や夜寝る前のみ眼鏡を使用する方であれば、好きな眼鏡を選んで購入しても、利用に支障は出にくいです。

しかし、長時間眼鏡をかける方、見え方やフィット感にこだわりたい方であれば、丁寧に製造されている眼鏡を選ぶ方が良いでしょう。できるだけ接客が丁寧で眼鏡に詳しい販売員が常駐している眼鏡店に行き、自分にぴったりの眼鏡を購入することをおすすめします。